キャプテン
このスポーツ&キャリアデザインの活動を始めたきっかけは、セカンドキャリア問題を目の当たりにしたことでした。これまで、プロ・アマ問わず多くのスポーツ選手との交流をさせていただきました。そんな中、ある元スポーツ選手へインタビューさせていただいた際に、こんな話がありました。現役を引退し、セカンドキャリアを歩んでいる今だからそこ、現役時代の自分に言いたい一言が、「スポーツバカになるな!」でした。この言葉を聞いた私は、痛烈に「やらなくては!」と勝手に思いました(^^)
多くのスポーツ選手と接する機会があった私にとって、スポーツ選手の類まれない身体機能と頭脳を生かしたパフォーマンスは、尊いものであり、素晴らしいと実感していたからです。人を魅了するパフォーマンスができるスポーツ選手が、現役を引退しても尊敬に値するステータスを持って欲しいという想いから、サポートを目的とした「スポーツ&キャリアデザイン」をつくりました。
ジュニア時代からシニア時代、そして引退後の長い人生をスパンとして、「スポーツ&キャリア」をデザインできる「人」を共に育んでいければと考えています。時にはドリフトもしながら、それでも自らグリップして楽しむことを大切にした活動ができれば幸いです。
スポーツ&キャリアデザイン
大槻智志
副キャプテン
スポーツ選手に「正しいキャリア」なんてあるのでしょうか。
現役生活を長く続けることは尊敬を集めますが、一方で若い選手が引退を決めて新しい挑戦をする姿もまた尊いもの。大切なのは、自分の進む道を選択できることだと思うのです。
キャリアの選択は、選手を辞めるタイミングだけではありません。現役選手にとっても、エントリーする種目や階級を決めること、所属チームや練習環境を変えることは難しい選択でしょう。
こうした答えの見えない難しさに向きあえるように、スポーツ選手には自分で考えて決断するための準備が必要ではないかと考えています。周囲の意見を取り入れながら、自分の内なる気持ちともコミュニケーションできるように。引退を考え始めるよりもっと早い段階で、部活動でスポーツを頑張っている中高生にも備えてほしい。
スポーツ選手の就職先を見つける以外のキャリア支援とは何かを模索しながら、選手に関わるあらゆる人々のキャリアデザインを支えたい、そんな思いを胸に活動しています。
スポーツ&キャリアデザイン
内田信二