デザインって何?
同じ会社に勤めるサトシとまきPが、スポーツ&キャリアデザインに関するテーマについて、語ります。

今回は、お客さんのデザイン会社での訪問打ち合わせが終わり、スタバでコーヒーブレイク中の2人の会話です。そこでは、「デザイン」について、深掘りしています。

いやー、担当の鈴木さん、今月誕生日だったんだって、知ってた?

知らなかったです。何かプレゼントを持ってくれば良かったですかね。10月のいつだったですかね。

サポートスタッフの方に聞いたら、1日だったみたい。あの話ぶりは、何か期待してたかも?

知らないから準備できないし、知っていたとしても持っていかないし(汗)

そういえば、10月1日って何の日か知ってる?

鈴木さんの誕生日の他に、東京都民の日じゃないですか?

正解!他には?

うーん、なんですかね?

色々あって、コーヒーの日、メガネの日、国際高齢者デー、東海道新幹線開業日ってのもあるよ。

へー、色々ありますね。

その中でも、あまり知られていないのが、「デザインの日」ってのがあるんだ。

知らなかった。

経済産業省によれば、1990年に、「デザインの社会への一層の浸透を図ることを目的」で制定し、「デザイン奨励審議会」の設置日(1959年10月1日)にちなんで、10月1日に決めたみたいだよ。「デザインの日」にちなんで、ロゴやポスターもあるんだ。※1

そうなんだ!ポスターと言ったら、今日も、来年のイベント用ポスターのデザイン制作の打ち合わせでしたが、デザインって難しいですね。

確かに。じゃ、「デザイン」って何だと思う?イメージでも良いので。

うーん、センス?黄金比?

そうだよね、センスいるよねー。黄金比って専門的なこと知ってるねー。じゃー、「デザイン」の語源は?

語源!・・・、描く?

描くっていいね。
あるデザイン専門家が、「デザイン」について、こんな感じで言ってるよ。
デザインの語源は、ラテン語の「Designare」にあるといわれる。計画を記号に表すという意であり「設計」に近く、例えば、中国ではデザインのことを設計と表現していることが確認できる。
また、英国の辞典によれば、デザインは、心の中で計画すること、意図することとされているほか、明治期にデザインを日本語に訳すにあたって「意匠」という言葉があてられた際、その語意は心に工夫を凝らしてする「こころだくみ」を意味するとされている。※2

設計ね!意匠ね!こころだくみって、心匠?って書くのかな?

そうだね。一見、モノのデザインだけを思い浮かべそうだけどね。
更に専門家は、こんなことも言ってるよ。
このように原義が広いことに加えて、昨今のデザインの対象領域は、目に見えるものから見えないものまで広いため、世の中には様々なデザインが溢れていおり、その意味が分かりづらくなっているとの指摘もある。
デザインの対象領域
①ものに関するもの(グラフィックデザイン・広告デザイン・クラフトデザイン等)
②空間・環境・コミュニティに関するもの(空間デザイン・環境デザイン・コミュニティデザイン等)
③デジタルや映像に関するもの(ウェブデザイン・ゲームデザイン・キャラクターデザイン等)
④サービスやシステムに関するもの(サービスデザイン・システムデザイン・政策デザイン等)
⑤デザインそのもののアプローチ(ユニバーサルデザイン・バリアフリーデザイン・エコデザイン等)
⑥デザインのテイストを表すもの(ミニマルデザイン・オーガニックデザイン・北欧デザイン)
⑦その他(デザイン思考・デザイン態度)※2

思っていた以上に、いっぱいある!

もしかしたら、未来はもっと増えるかもね。

え!マジ!もしかしたら、私をデザインすることもできるのかな?

もう、あるんじゃない?

えー!じゃー、誰か私をデザインして!

店の中で、叫ぶなよ
登場人物紹介
サトシ:50歳のオッサン、学生時代まで、野球やバスケットボールをしていたが、ケガでリタイアをした。現在、普通のサラリーマン。
まきP:永遠の20歳⁉︎都内で企業に勤務。スポーツをあまりした経験はないが、カラダを動かすことが好き。趣味はスポーツ観戦。
※1:デザインの日
※2:経済産業省デザイン政策室,これからのデザイン政策を考える研究会 報告書,経済産業省,2025
以上


